2024年4月14日 週報より

 

◇ 説 教 要 旨 ◇

「神の権威を受ける」

ルカによる福音書9章1~6節

「権威」とは「他者を服従させる威力」、「ある分野で知識や技術が優れていると信頼されること」とありました。教会的・聖書的に言えば「神の賜物」「イエス様から与えられた特別な力」でしょうか。

 イエス様は弟子を呼び集めあらゆる悪霊に打ち勝ち、病気をいやす力と権能をお授けになった。」。イエス様は続けてこう言われています。「そして、神の国を宣べ伝え、病人をいやすために遣わすにあたり」と言われました。イエス様は「神の国を宣べ伝える」ためにこの権威を与えられました。伝道するため「権威」なのです。

 イエス様が「権威をお授けになった」という、その一言が弟子に力を与えたのです。イエス様のお傍にいて寝食を共にしてきた弟子の力を開花させる一言だったのです。

 もう1つ。何も持たせなかったことです。旅の必需品である杖も袋もパンもお金を持っていくことをお許しになりませんでした。また下着も持っていくことを禁止されました。物に頼るなということであり、イエス様は「オレが、お前たちと一緒なんだ。心配するな」ということです。あなたたちを迎えてくれる人がいるということでもあります。その迎えてくれる人の家を拠点として、そこで伝道をし、癒しを行えということです。これは今も昔も変わりません。

 聖書時代に比べれば今はもっと多くの物を私たちはイエス様から与えられています。豊です。でも基本的なことは変わりません。自分自身は気づいていなくても、イエス様は私たちに神の権威をお与えくださっています。まずはそれに気づくことです。


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